【気づき4208】〔『行動に移すこと』『繰り返し続けること』で道は開ける〕
2023 / 02 / 06 ( Mon ) ◆2~3日前の午後、仕事からの帰りに車を運転中に、 FM放送でフードディレクターという仕事をしている方の話を聞きました。 その方は、料理のレシピを考えるだけでなく、 店で出す料理や器、店内の内装を提示したり、 自ら料理店を出店したり、ケータリング事業も展開しているようです。 ◆その放送中に、 「私は友人から、『よくそんな発想がわくね。どうしたらそうなれるの?』 と言われることがある」 「それができるのは、思いついたことを1つ1つ行動に移しているから」 「考えているだけでなく、やってみて初めて分かることがあり、 その時、次への展開が自ずと見えてくる」 というコメントがあり、なるほどと思いました。 ◆どんな些細なことでもこつこつと積み重ねていくと、 それは自分の思いを強くすることにつながります。 また、その姿勢が人に影響を与えることがあるのは、 40年近い社会人生活の中で経験しました。 ◆2月3日の朝日新聞の記事の中にもそのような記載を目にしました。 「折々のことば」の中に、 フランスで切磋琢磨した料理人斉須正雄氏の言葉として それはありました。 「仕事は過酷で、しかも異国での修行なので言葉も通じず、 同僚の見習いたちも皆激流に流されまいとしている中なのに、 助けてくれた。それは、細かな作業を日々丹念に重ねていけば、 その姿勢は言葉を越えて伝わると知り、涙がこぼれた」 というものです。 ◆思ったことを一つひとつ行動に移す、繰り返し積み重ねるということの 大切さと偉大さをあらためて感じました。 これは60歳を越えて新しいことを積み重ね始めた私にとっても 非常に大きな励みになる言葉です。 良いタイミングで、 積み重ねている人生を送っている方のすてきな言葉に出会えたことに感謝です。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4207】〔気遣い文化は全く必要ないものか〕
2023 / 02 / 05 ( Sun ) ◆日本の職場において、自分のやること(やるべきこと)を 特に西欧諸国から来た同僚に自ら考えさせるということはナンセンスということを聞きます。 もともと、職場の新人に、 指示を出さないで気づいたことをさせるというようなスタンスが 日本人には沁みついているので、 そのような傾向があるという現実を客観的に把握しておくことは、 グローバルな時代には必要なことなのです。 ◆しかし、そのようなスタンスを、 日本人に対してだけは適応するという考え方も成り立つわけですが、 その点はどのように考えたらいいものでしょうか。 ◆日本人の感覚では、 気を遣うというと、マイナスなことが起きては困るのでそれを未然に防ぐとか、 恐れる人の機嫌を取るとか、心配に思う人を支えるというような意味合いがあります。 また、気遣いというと、 幾分ニュートラルなスタンスに感じ、 組織や周りの人に不利益が生じないように配慮することになると思います。 ◆このような気持ちの持ち様は、 人と人が協力してことを押し進める際には必要であるというのが 日本的な感性です。 さらには、そのような視点がないと、 思いやりがないというふうに受け取られるのも常です。 ◆そのような思い方の良し悪しは別として、 働いているチームメンバーがモチベーションを下げずに課題をクリアしていくためには、 メンバーの状況を把握するという意味で、 気遣いという感性の適度な行使は必要ではないかと思います。 それが日本人の持つ、有意義な特性なのかもしれません。 ◆もし、そういう感性が乏しいのであればそれを責めるのではなく、 少なくともその意味合いや必要性を先輩が後輩に伝え、 その感性をスムーズに感じ取れる人には、 その力を持ち続けてもらうフォローがあってもいいように感じます。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4206】〔日本人の仕事の上での感性〕
2023 / 02 / 04 ( Sat ) ◆欧米では、入社すると、 その人が何をやるべきかが明確に提示されるそうです。 そのようなシステムですから、 新入社員は何をやればいいのかを考える必要もないし、 やるべきこと以外のことに注意を払わないでいいようです。 ◆したがって、社内の掃除などは当然やるべきことに入っていません。 掃除だけをやる会社がアウトソーシングされているのでしょう。 アメリカの映画に出てくるオフィスの風景を見ると、 その雰囲気がはっきりとつかみとれます。 ◆日本では、仕事というものがどのようにとらえられているのでしょうか。 確かに、やるべき項目はしっかりあり、それらを順次教えられ、 先輩に付いて覚え、そのうちに独り立ちをすることになります。 しかし、それだけにとどまらず、 それ以外のことも周りから期待されている面もあります。 例えば、気づいたことがあれば上司に提案したり、 機転を利かせて行動するということも評価されるのです。 ◆確かに、自分の社会人生活を振り返ってみても、 基準の定まっていない、曖昧なことを周りから求められ、 自分も応えようとしたことよくはありました。 このような、「自分で感じ、それを周りに伝える」「自分でやることを探す」 というようなことを求めるのは、日本人の感性というものなのでしょうか。 今後は、諸外国の人たちと働く場面がより多くなるなかで、 この風潮が外国の人にまで適用されることはマイナスです。 ◆その良し悪しは別にして、 「日本人の間にだけ通じる、暗黙の了解項目がある」 ということを認識しておくことが不可欠だと思います。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4205】〔組織に部署間調整がない意味〕
2023 / 02 / 03 ( Fri ) ◆会社組織というものは、 目標を定めてその達成に向けて動くものです。 そのために、役割分担が必要になり、 それがいわゆる部署という形で枝分かれするものです。 ◆不思議なことに、 その部署の責任者が他部署の動き方を把握していないことがあることを 時々見聞きします。 これが、一つの目標に向かっているという状態といえるでしょうか。 ◆たしかに、部署の責任者もけっこう大変なことを抱えています。 自分の仕事をこなし、部署の構成員の調整をし、 必要に応じて組織全体の動向についても把握しなければなりません。 かなりの負担を強いられるといえます。 かといって、 大変だからそれをこなせなくてもいいということではありません。 ◆そのような組織を適正に機能させるために、 組織の最上位にマネジメント能力が求められます。 組織を一つの方向に差し向けるための仕組みが求められます。 ◆さらに、その仕組みの礎になるものが、組織の理念です。 なぜなら、理念とは、 その組織の存在意義を文字にしたものであるからです。 各組織構成員がそれを見れば、毎日出勤する意義も再確認できます。 そういう観点からすると、 部署の責任者レベルが、 各部署がどのように動くかの情報を共有していないのは大失敗です。 初めの第一歩を踏み外しています。 ◆組織の上位が変わり様がないのなら、あるいは、 組織の下位から変革が望めないような状態であるのならば、 そこにとどまる意味を構成員一人ひとりが考える必要があるかもしれません。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4204】〔思ったことを行動に移す人生を歩む〕
2023 / 02 / 02 ( Thu ) ◆「目にかかった髪を切るように」と高校の教師に言われ、 理由を尋ねたら、 「校則だから」と返答された人のエピソードを新聞で読みました。 その方は、馬鹿らしくなってその学校を退学したとのことです。 ◆このような反骨精神があり、 それを即行動に移せる人のことをうらやましいと思います。 わたしにはできなかったことです。 しかし、その根元の部分は私も感じ取って生きてきたと思っています。 ◆私たちは、飯を食っていかなければなりません。 お金が不自由なく使えるような環境ではないから、 働いて生活の糧を得なければなりません。 そういう出発点を考えると、基本的には、 仕事を選んでいる場合ではないのです。 でも、自己実現の要素を加味することや、また、 効率よく糧を得ることを考慮する余地があるとすれば、 そういう要素も考えに入れることがより望ましいことです。 ◆一番恵まれているのは、やりたいことを好条件でやれることです。 しかし、良い条件であっても、 自分の気持ち曲げ続けていなければならないとしたら、 その環境でずっと生き続けることが幸せかどうかを そっと確認したほうがいいのではないかと感じます。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |