【気づき4197】〔本当の頭の良さとは何か〕
2023 / 01 / 26 ( Thu ) ◆横断歩道を渡ろうとしたときに、かなりのスピードで車が走ってきたら、 歩行者は身の安全を守るために当然立ち止まります。 その車が急に止まったとしても、 それは歩行者にとって、安心安全に横断できる状況とは言えないものです。 運転者は歩行者を優先しているつもりでしょうが、 歩行者にはそうは思えないのです。 ◆また、横断歩道は歩行者が優先とばかりに、 走行中の車の勢いやタイミングも考えずに、 横断歩道を突然渡り始める人を時々見かけます。 これは、身の回りの確認をしないまま、 自分の思いだけを通す行為であると言えるでしょう。 ◆立場が違うから、またそれゆえ認識が違うから、 食い違いが起こるのでしょう。 しかし、トラブルが起こる源はそういうところにあるのです。 運転者と歩行者の例では、お互いが、 即座にコミュニケーションを取ることができない状況なのです。 こういう状況で双方にとって有益なのは、 自分だけの認識を押し通さないことです。 ◆結局、根拠なく思いを押し通すことは、 自分にとって何のメリットもないのです。 意地を張っても、何もいいことはありません。 運転をする人は、一歩間違えれば十字架を一生背負うかもしれないし、 歩行者はこの世とおさらばかもしれません。 ◆本当の意味で頭が良いというのは、 意地を張るというつまらぬことにこだわるか否かを 判断できる能力ではないかと思います。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
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