【気づき4230】〔毎日を心豊かに暮らす方法〕
2023 / 02 / 28 ( Tue ) ◆今、作家佐藤愛子さんのエッセイを読んでいます。 50歳代から80歳代に至るまでに書かれた、 「老いと死」についてのエッセイをまとめた本です。 〔参照:佐藤愛子著「老い力」〕 ◆この本を読んでいて、気づくことがあります。 エッセイを書くことができる人は、 どんな状況で、誰がどんなことをして、 あるいは何がどういう風になって、 その結果自分はどう思ったかについて後になっても覚えています。 常に、自然に、自分の周りで起こったことを感じ取っているからこそ、 それができるのだと思います。 特殊な能力のように思いますが、 実は誰しもしていることであるとも思います。 ◆生活をしていると、家族や人との関わりや仕事に関連して、 いろいろなことが起こります。 また、その都度、いろいろなことを思います。 しかし、殆どの人は都度何を考えていたのかなんてことは忘れてしまいます。 絶えず、心の中に想念は浮かび、そして消え行くということを繰り返しています。 ◆この事実を冷静に眺めてみて、ふと思いました。 「このような時の過ごし方は、自分の人生を味わっていることになるのか」 全てのことに対してではなく、特に自分の心に残った出来事については、選択して、 じっくり向き合うようなことがあってもいいのではないかと思うのです。 ◆そういう視点をもつに至るには長年の修業が必要でしょうが、 もし毎日楽しみながらこの感覚を磨いていけるとしたら、 それはすてきなことではないかと思うのです。 身近で起きることに自然に注意を行き届かせることができると、 漫然と生きるよりもだんぜん刺激的な時間を過ごすことができます。 しかも、面白みを感じる機会が多く得られることになります。 ◆時には、起こったことをじっくりみつめることができると、 今生きている時間をより濃密に過ごすことにつながるのではないでしょうか。 このようなあり方を「充実している」とか、 「面白い人生を歩んでいる」とか、 「生活を楽しんでいる」といえるのではないかと思うのです。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4229】〔忘れていた感性を取り戻す〕
2023 / 02 / 27 ( Mon ) ◆中学生の時に、洋楽に触れ、 ベイシティローラーズ、スージー・クワトロ、キッス、クイーン、イーグルスなどの 曲をよく聞きました。 しかし、当時の音楽媒体であるレコードを買うお金がありません。 そこで、若い方にはなじみがない言葉でしょうが、 エアーチェックをして楽しんでいました。 ◆高校に入っても、TOTO、フォリナーなどを追い、 大学生になっても、土曜日の夜11時すぎから放送していた、 小林克也さんが司会をしていた「ベストヒットUSA」を 毎週見ていました。 ◆年を重ねると、感性が鈍ってくるのでしょうか。 それとも、趣向が変わってくるのでしょうか。 あるいは、雑事に忙殺されて、 精神的な余裕がなくなってしまうのでしょうか。 音楽から徐々に離れてしまいました。 ◆定年退職を迎え、 少し時間的にも精神的にも余裕がでたのか、 最近、洋楽やJ—POP、K—POPをまた聞き出しました。 日本の若い世代の人が歌う歌にも沁みるものがあります。 ◆wacci「恋だろ」、imase「Have a nice day」 なんか、すごくいいです。 今週、友達とカラオケに行くので、 この2週間練習してきた成果を試してみます。 ◆やるぞ。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4228】〔不幸を、『いいネタ!』と受け取って暮らす〕
2023 / 02 / 26 ( Sun ) ◆人前に出て話をして笑いを取るという商売をしている芸人さんは 話しのネタが必要になります。 そこで、自分の日常生活や身の回りで起こっていることに対して 何が起こっているかについて注意を払って生活していることが TVを見ていてよくわかります。 ◆そのネタの一つのジャンルに、自虐ネタというものがあります。 芸人さんは、自分の劣っている点や失敗した話、 それに加えて、人がした失敗も題材にすることがあります。 失敗談であるのにそれをからっと笑えるように提示できるところが プロとしての技ということになります。 ◆当然ですが、芸人ではない人にも嫌なこと、不幸なことは起きます。 でも、それは芸人という仕事についていないばっかりに 仕事のネタにはなりません。 しかし、それを一般人もプラスの素にしてもいいのではないかと 常々思ってきました。 ◆例えば、飲み会で非常に話が面白い人がいます。 「よくそんなことを知っているな」「よくそんあな場面に居合わせるな」 と思うのと同時に、 「よくそんなことを覚えているな」「よくそんなに観察してるな」 と思います。 ◆そういう人は、周りで起こっていることに自然に驚き、関心し、 そして関心を持っている人が多いように思います。 また、そのような人は、自分の失敗談についても、 かなり深刻な話であったとしても、 それをネタにして面白おかしく伝え、その場を盛り上げます。 ◆そういう人を見ていて、嫌なこと、不幸なことがあっても、 それを話のネタにして、 人との結びつきを強くするための題材にするという、 転んでもただで起きない人になろうと思います。 ◆不幸にあっても、「いいネタができた」と思う生き方を目指します。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4227】〔どういう時に、人は『運がいい』と感じるのか〕
2023 / 02 / 25 ( Sat ) ◆「自分はこうなりたい」「こうありたい」が叶うと、 人は「自分は運がいい」と思うようです。 ◆たとえば、金銭に興味のある人は儲かるとうれしいわけです。 友達ができるとうれしい人は、 親友ができたことに対して運が良いと感じるのです。 つまり、自分の欲望にそって運の良し悪しを決めている面があるということです。 これは、youtubeでゲッターズ飯田さんから学んだことです。 ◆占いというものは、 厳密に調べると自然科学に基づいたものもあるようですが、 霊感商法というような胡散臭いものも混じっているので 人に寄りその評価はまちまちです。 でも、人の思い方の傾向を学ぶ糸口になるという面は実際あります。 ◆例えば、先ほどの「運が良いと思うことと欲望の話」の活用例ですが、 周りの人の欲望や欲求は何かに注意をすると、 その人が求めている通りにいっているかどうかで その人の気持ちの流れがわかります。 そこに着目すると、変に争うことを避けることも可能な場合も起こります。 このような視点で占いのことを見ると、 占いは心理学と相通じるといってもよいように感じます。 〔参照:ゲッターズ飯田さんのyoutube番組〕 ◆占いを、自分も含めた人間観察術ととらえるのも 面白いのではないでしょうか。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4226】〔『人はどんな心持ちで生活しているのか』を共有したい〕
2023 / 02 / 24 ( Fri ) ◆「自分の常識は、他人の非常識」 こんな言葉があります。 実際そういうことを感じる経験をしたことはありますが、 どういう場面で食い違いがあるのかを、もっと知りたいと思ってきました。 ◆職場や友人知人との雑談の中で、 そういうことを確かめるチャンスはあります。 しかし、そういう話になるのは偶然に任せるしかありません。 そこで、そのようなことに興味のある人に声をかけて、 座談会形式の意見交換会を主催するしかないかと考えたこともあります。 ◆「このことに興味のある人、集まれ!」 と一人ひとりに声をかけても、なかなか集まるものではありません。 しかし、そういう集まりを徐々に作っっていきたいと考えています。 そして、実際に集まった時の題材を用意しようという思いも込めて、 毎日ブログを書いているところもあります。 ◆そういう積み重ねが、いずれ何かの役に立つかもしれません。 もし、チャンスがあれば、すぐにでもお題を提示できるように、 思いつくことを記録しておきたいと思います。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4225】〔子どもの頃からの、ささやかな憧れ〕
2023 / 02 / 23 ( Thu ) ◆幼い頃、引っ越しを何回か経験し、 友達と離れなければならなかった思い出があるからか、 私は人と楽しく接することができる時間を愛おしく思います。 気持ちが落ち着きます。 そこで、そういう場にいられる人になれるように 幼いながらに努力してきたように思います。 ◆しかし、人と人が一緒にいると、 抱えなければならない問題も起こります。 人と人がひとところに居ても、 いいことだけが起こるとは限らないことは切ないことです。 ◆よく観察してみると、人と人が楽しく話しをしている場面は、 街の中のあちらこちらにあふれています。 私はそんな光景を目にするのが好きです。 テレビのドラマでも、ドラマやノンフィクションに限らず、 人がじっくり向き合ったうえで、落ち着いて話し合う場面に惹かれます。 ◆人と人が言葉でやり取りをする中で、 そこに争うという要素がない場合、 お互いが理解できる点があれば、ゆっくりうなずくというしぐさが見えます。 さらに、相手のことを受け容れ、理解し合えたと感じたら、 そこには、抜けるような笑顔が花開きます。 ◆できるならば、いろんな場面で、 そんな風景の一部になれたらいいなといつも思っています。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4224】〔どれだけ人のお世話になっているかを確かめてみる〕
2023 / 02 / 22 ( Wed ) ◆自分のこれまでを振り返り、 「いろんな人に支えられた」「ありがたい」 という思いが湧いてきます。 そういう風に感じることは、幸せなことです。 ◆しかし、よく考えたら、その思いは漠然としたものです。 いつ、どこで、どういうことがあったからそう思うという、 具体的な記憶が曖昧になっています。 曖昧になっているということは、換言すれば、 感謝すべき出来事が記憶の中にうずもれてしまっているということです。 ◆そういうことに気づき、自分の歴史を思い起こすようになったのが ちょうど55歳を過ぎたあたりでした。 「ちょうど定年前であるし、定年時に、自分の子どもに、 『あなたたちの父親はこんな生き方をしてきました』という記録を見せるのもいいな」 とも考え、少しずつ書きためるようにしました。 ◆実際に自分の歴史を振り返ると、そこでわかったことは、 いろんな人から好意や思いやりを投げかけていただいたということです。 また、温かい視線を投げかけ続けてくれた人が何人もいたということです。 ◆それは幼い頃だけのことではありません。 大人になってからもそういう恩恵に預かっています。 それも、年上だけでなく、年下の人からもです。 そういうことを振り返ると、 「もっと、感謝しなければ」「感謝が足りない」 と思いました。 ◆これからの人生でやることの一つとして、 お世話になった方々に少しずつ恩返しをすることが加わりました。 今後、どういう風にその感謝を伝えるかを楽しみたいと思います。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4223】〔自分に向けて、気軽に文章を書く効能〕
2023 / 02 / 21 ( Tue ) ◆「文章を書く」ということを考えた時、 私は最初に、論理的な文章のことを思い浮かべてしまいます。 これは、受験のときに、文章というと、 文章の読解問題や小論文のことをイメージしていた後遺症だと思います。 ◆こんな思いを吐露すると、 「かたくなに考えすぎだ」「考え方に柔軟性がない」 と人からは言われてしまうだろうなと素直に思います。 でも、本当に、そんな感覚が受験した頃から半世紀近く経つのに 自分の思い方から抜け切れていないことがよくわかります。 ◆文学に限らず、音楽や絵画などの芸術の分野において、 作品が生み出されたきっかけとなったのは、生活のためという要素以上に、 自分の思いを吐き出し、 それが結果的に形になったという面もあると思います。 ◆芸術でないまでも、 私たちの日常で文字を書くということを考えてみます。 思うに、自分の心の内を文字にして自分を落ち着かせる、 セルフカウンセリングという手法があることに思いが至ります。 カウンセリングを意図していないとしても、 思いを文字にするということで、気持ちを落ち着かせることができるのです。 そいう場合の記述には論理は必要なく、 感じること、心に思い浮かぶことを描くことが ストレス発散につながるのです。 つまり、このような感覚で、気軽に文字を書くことが習慣づいたら、 文字を書くこと自体が癒しになるのです。 ◆文字を書くということは、多くの人がすぐできるし、 電子機器や紙と鉛筆があればどこでもできるのです。 人に対してではなく自分自身に対して、 思いを文字にする習慣が身につくことが、 こまめにストレスを解消することにつながります。 また、場合により、表現する欲求を小刻みに実現できるともいえるわけです。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4222】〔お笑い好きの環境で身につけたこと〕
2023 / 02 / 20 ( Mon ) ◆親の仕事の関係で、幼稚園の途中から高校卒業まで 兵庫と大阪で過ごしました。 特に大阪は、お笑いの文化が生活に根付いており、 毎週土曜日の午後、日曜日の午後は、吉本新喜劇、松竹新喜劇が テレビで放映されていました。 ◆そういう環境なので、会話のテンポや間(ま)や言葉の選択についても、 小学校のときから、友達同士お互いに、自然と評価し合うような毎日でした。 大阪では、芸人さんではないのに、 多くの一般人がこんな気持ちで暮らしています。 ただ、その風潮は、お笑いの技術を高めるというだけではなく、 私の人生にとっては大きなプラスをもたらせてくれました。 ◆笑いを取ろうとして働きかけても、相手が受け容れてくれないと、 一緒に笑い合うことはできません。 笑い合えるということを実現しようとするプロセスで、 「今は、笑いを取っていいようなタイミングか」 「どこまで盛り上がっていいのか」 「この話題や言葉の選択は適切か」 などに神経を配り、周りの雰囲気を瞬時に察知して判断する力も 同時に身につけることができたと思います。 ◆「自分も楽しい、そして相手も楽しい」 瞬時に、そんな雰囲気を提供し、 その上、人間関係にも良い影響を与えることができるとしたら、 それはお互いの時間を充実させる1つの大きな能力であると思います。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4221】〔ポータルサイトでの無駄な時間を省く〕
2023 / 02 / 19 ( Sun ) ◆ポータルサイトに挙げられているニュースの表題を見て、 「人の興味を引く、すこし怪しげな表現が時々あるな」 と思うことがあります。 ◆サイトの構成上、記事内容を短い言葉で表すには工夫が必要です。 せっかく書いた記事を読んでもらいたいライターの方の気持ちもわかります。 しかし、短い言葉で紡がなければならないという状況を利用して、 のぞき見趣味を煽るような表現になっていると感じることがあるのです。 ◆ポータルサイトでの記事の読者によるクリック数が どういう意味があるのかについては知識がありません。 しかし、クリック数を稼ぐような意図があるようについ感じてしまいます。 勝手なことがら、そこに何か悪意を感じてしまうこともあります。 ◆知りたい情報というものは、 知的なものもあれば、娯楽的なもの、三面記事的なものと幅が広いものです。 先日、「当時、著名なアナウンサーが人気絶頂の中、寿退社で引退」 という記事を見かけ、クリックしてみました。 しかし、そこには子どもさんとの今の毎日についてだけの記載がありました。 ◆インタビューした体の記事であったので、 「人気絶頂の中、寿退社」という文言に対する情報が提示されることが 自然ではないでしょうか。 でも、なぜそうならないのでしょうか。 そのとき、タイトルで誘導したあとは、 クリックした人が求めることを満たすことはもうどうでもいいことなのでしょうか。 「提供される情報は、これだけ?」 ◆そんな記事の提示の仕方は、 読者を不完全燃焼のまま放置しているとは思わないのでしょうか。 「これがネットの常識?」 ◆私は、なぜそれだけの内容で終わってしまってしまうのか疑問に思うと同時に、 違和感を感じました。 そういう記事を書いているライターや提供会社を、 今後あてにしないために記録しておくことにしました。 今後、こんな嫌な思いはしないように。 ◆「期待し過ぎない」「関心を持つ対象を厳選する」 ということを自分に言い聞かせることにもしました。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4220】〔『必要』が、自分なりの方法をもたらす〕
2023 / 02 / 18 ( Sat ) ◆雷の正体が電気であることを突き止めたフランクリンは、 様々なことに関心を持ち、 その1つ1つのことを極めようと努力したと聞いています。 その関心の1つが、「文章を書く力」であったと自伝のなかにあるようです。 ◆その能力の習得方法は、 「新聞記事の中から選んだ立派な文章の意味を簡単なメモにし、 それを数日後に、元の文章に戻す」 というものです。 これを地道にやり続けることにより、 自分の心にある思いを的確に文字にするという技術を身につけたといいます。 ◆文章の読解力と記述力を身につける方法として、 新聞のコラムや社説を要約する方法があります。 手本となる社説やコラムをじっくり読み、 それを要約するプロセスで、 文章の論理的な展開の骨組みをつかみ取る方法です。 ◆これは、受験対策としてかなり知られ、多くの人が採用したやり方です。 これから進展して、オリジナルな方法を生み出すことには なかなかつながらないかもしれません。 しかし、受験とは関係なく文章力を身につけたいという意欲が湧いた場合、 自分なりの方法を見つけることができる幸運に恵まれる可能性はあると感じます。 もし、基礎を学んだ後に自分の形を確認するという、 守破離の段階にまで到達できたとしたら、それは最大の幸運です。 そこまで没頭できることに出会えた幸運に、 それを極めるために独自の方法を思いついた幸運が重なったら、 そんな幸せなことはないでしょう。 ◆しかも、それを続けることで、自分だけの世界の確立や、 それを表現する方法を獲得できたら、 それは、かけがいのないその人だけの貴重な財産になるでしょう。 ◆文章に限らず、そんな視点で色んな事に興味を持ちたいと思います。 「必要は発明の母」に準じて、「必要はオリジナル方法の母」 であると思います。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4219】〔人と接することは、負荷のかかること〕
2023 / 02 / 17 ( Fri ) ◆ストレスというものは、どういう状況でも感じるものです。 仕事をやり続けていても、当然、ストレスは貯まります。 逆に、自由な時間を過ごし続けても、 ストレスというものは貯まるものです。 ◆でも、実際に、 自分にとって一番のストレスになる物や事は何かを 日常生活の中で体感するということはなかなかできないことです。 しかし、生活のリズムが大きく変わるタイミングでは、 自分にとっての大きなストレッサーは何かを探るチャンスが巡ってきます。 ◆通学をすることや通勤をすることは、 多くの人にとって共通のルーティーンとなります。 しかし、不幸にも療養をしなければならないようなことに見舞われることもあります。 また、学校卒業後、資産があるために仕事に行かないで生活をする人もいます。 社会人としてさんざん人と関わって生きてきても、年を重ねた後、 一つの契機として定年を迎えたときなどに、 まったく人と関わらない仕事に従事することも起こり得ます。 ◆私は、定年を迎えるまで、対人援助職という種類の仕事をしたり、 そのサポートをする仕事を続けました。 そして定年後に、一度はやってみたかった緑地管理の仕事に飛び込みました。 やり始めてみてまだ日は浅いにしても、 いままでの生活と今の生活での違いをはっきりと体感できます。 ◆人との関わりに興味を持って選んだ仕事を以前していましたが、 今の環境の中に居ると、 人と関わることが一番のストレスであったことが、今わかります。 人と関わることによりストレスを感じることを避けたいという意味ではなく、 純粋に、人と関わるためにはエネルギーが必要ということが肌でわかったのです。 ◆人との関わりはそれだけ負荷のかかることだからこそ、 オフの時の自分なりのリセットの仕方が、すごく大事なんだと思うのです。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4218】〔お客様を、玄関を掃除してお待ちするという感性〕
2023 / 02 / 16 ( Thu ) ◆「昭和の時代」というと、令和の今には、 古臭いというイメージがあるのかもしれません。 しかし、昭和生まれの世代に培われた感性は、 今の世にも脈々と引き継がれています。 ◆お客様をお招きするする際には、 玄関を掃除し、水を打ち、塩を盛るという習慣が 昭和世代には沁みついています。 もしかしたら、 若い世代にはなじみのない風習かもしれません。 ◆70~90歳代の人生の先輩の方々は、 高齢者の方用のデイサービス、デイケアに参加したり、 高齢者施設に入所されていることもあると思います。 そのような世代の方々の習慣を踏まえて介護をするのが、 介護の専門職の1つのスキルでもあります。 ◆私は、今、遊園地や植物園を運営する会社の関連施設で、 緑地管理の仕事をしています。 これは自分の裁量での動き方ですが、 お客さんが訪れる植物園の入り口のホウキ掃除をほぼ毎日しています。 ◆料金を支払ってまでも訪問してくださるお客様への、 せめてものおもてなしと思ってやっています。 こんな思い方は古臭いと思われるだけかもしれませんが、 そこに人の誠意を感じたり、共感したりする方もいるので 続けたいと思います。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4217】〔『それは、おかしい』と思う人にも、事情があるのかもしれない〕
2023 / 02 / 15 ( Wed ) ◆「人が嫌がることはするな」と子供の頃に教えられ、 確かにそうだと思いました。 しかし、すぐ身近に、 人が嫌がることをして笑っている人がいました。 ◆子どもの私には、 そんなことをする人の気持ちは理解できないし、 怖いとさえ思いました。 でも、大人になって、 そうしないではいられない人がいることを知りましたし、 その心の内側を理解することもできました。 ◆2月14日の朝日新聞「折々のことば」に、 精神科医成瀬暢也氏の言葉が紹介されていました。 依存症の対応担当医になりたての頃、 アルコールや薬物依存患者に対し、 それをやめさせようと厳しく対応していたといいます。 ◆しかし、 「薬物がなかったらとっくに死んでいたと思う」 という患者さんの言葉に触れ、 虐待、性被害、自傷などの過酷な生い立ちにまで 当時は想像が及ばなかったと、後で思われたそうです。 その一言に触れた後は、 「大変でしたね。でもよくこれまで生きてこられましたね」 と、患者さんを労うようになったとありました。 ◆自分だけの視点で物事を見ないように、 時々自分に声をかけていこうと思わてせもらいました。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4216】〔死ということにきちんと向き合い、しっかり生きる〕
2023 / 02 / 14 ( Tue ) ◆1962年の生まれの私が小中学校の時を今振り返り、 家の中だけでなく、学校においても、 人の死について聞いたこと、あるいは死について語る誰かを見た記憶はありません。 ◆それは、たまたまそうであったのか、あるいは私の身の回りでは、 死のことを口に出す習慣がなかったからなのかはわかりません。 でも、実際にそういう覚えがないのです。 ◆それから比べると、今、時代は大きく変わっています。 中高生が、自分や自分たちの世代の死について どこまで語り合えるのかは知りませんが、 大人たちには明らかに変化が見られます。 ◆わたしたちは、高齢化社会、高齢社会という変化を実際に味わっています。 自分の家の中や街の中で、現実を目にするようになりました。 そんな状況のなかで、自分のすぐ身近に居る家族や自分の死について、 もっと向きうことで、人生が変わってくるのではないかと思います。 ◆アメリカのスポーツ心理学の研究で、 バスケットボールの試合前に、 「いずれは誰もが死を迎えること」をほのめかされた選手は、 そうでない選手よりもシュートの成功率が高かったという論文があるようです。 ◆人というものは、避けられない死、確実に訪れる死について きちんと向き合うことにより、 目の前のことに熱心に取り組むことができるということではないでしょうか。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4215】〔前に進むために、嫌な思いを残さない〕
2023 / 02 / 13 ( Mon ) ◆私が以前働いていた職場は、性善説に基づいていたのか、 10数年、親会社が運営に関与しませんでした。 関与の仕組みが社内でも確立していなかったのか、 ヘルプを出しても対応がなく、 最終的に経営困難にまで至りました。 ◆会社がようやく重い腰を上げ、 状況を改善する担当者が派遣されました。 不公平のないように、また、 経営を健全化するために給与規定も刷新されました。 新たな給与基準を丁寧に説明する手順も踏みましたが、 しかし、それまで奮闘していた一部幹部の給料はポンと下げ、 場合によっては「あなたは、もらい過ぎ」などという言葉を投げかけました。 ◆「怒る、腐る、愚痴る」は、 確かに自分の人間関係にマイナスでしかないですし、 自分自身の精神状態にも悪影響しかもたらしません。 わたしは親会社のやり方、言い方への不満はありましたが、 組織がいい方向に向かう兆しも見えたのでそれを受け容れました。 ◆時間が経ち、今あらためてその時のことを考えると、 腹が立つ要素も多少はありますが、 感じた不満に意識を向け過ぎないように冷静に考え、 変化を受け入れたことが、結果的に組織にとっても、 私個人にとってもよかったと思っています。 ◆会社組織では、私が経験したような不具合はよくあることですし、 私情を挟んでも報われないと思います。 これは諦めではなく、冷静に受け止めた結果だと思っています。 そのように割り切ることで、未練なく、定年を機に退職できたという面もあります。 その結果、かねてから思っていたことへ、 まったく躊躇なくシフトできたのです。 ◆「やるべきことはやる」「自分に起こったことは、すべて必要なことと受け取る」 と信じるのであれば、 過去に起こったことに対する不満や後悔を持たないことが これからの自分をさらに自分らしくすると思いたいです。 また、そのような生き方が私の人生を進展させることになると信じます。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4214】〔思いやりとは、優しさプラス想像力〕
2023 / 02 / 12 ( Sun ) ◆「思いやりがある」ということは、 人のことをいたわる、優しい心を持っているということです。 しかし、優しい気持ちをもっているだけでは、 実際には思いやることはできないと思います。 ◆つまり、優しい気持ちをべースにして、 相手がどのような状況で、 どのような気持ちになるかを想像できるからこそ、 気持ちに寄り添うことができると思うのです。 寄り添えるからこそ、 相手が喜ぶことはどのようなことがが思い浮かぶと思うのです。 ◆男女の恋愛のうえでの別れの理由に、 「やさしさが仇になる」という表現をことが挙げられることがあります。 この言葉の意味することは幾通りもあるでしょうが、 やさしいけれども、相手がして欲しいことを想像できないばかりに、 相手が違和感を募らせるというパターンもあるのではないかと思います。 ◆「思いやっているのなら、こんなときは~するでしょう」 と誰しもが思うことをそう感じることができず、 そゆれえ、相手をつらくさせることもあると思います。 ◆想像するという力は、幼い頃より頭の中であることないことを 思いめぐらせることを繰り返すことにより育つと思います。 諸事情により、 幼い頃にそのような機会を持つことが少ない場合もあるでしょう。 身近な人の様子を見ていてそう感じることがあります。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4213】〔「今年は景気回復」-なぜそうなる?〕
2023 / 02 / 11 ( Sat ) ◆日本の今年の景気動向について、 国内メガバンクの見通しでは上向きとなっています。 その理由は、コロナウイルスによる経済活動の制限がほぼなくなると予想されるからです。 ◆しかし、世界情勢を見てみると、 アメリカでは、ツイッター、メタ、アマゾン、セールスフォースが大量解雇を実施しています。 それに加え、投資銀行業務、証券業務および投資運用業務を行うゴールドマンサックスでも 1月11日以降に人員削減が実際に始まったようです。 世界銀行は、今年の世界の成長率を下方修正し、世界規模の景気後退を警告しています。 ◆科学的な判断というものは、実際にことが起こるための根拠を元に行われるものだと思います。 そこで、たとえば、ロシアが核を使用するとか、中国で暴動が起きるとか、 また、中国で新種のコロナ株が蔓延するなどという懸念は、 判断の要素には加えられないということなのでしょう。 ◆しかし、冷静に判断すると、 すでに先に起こることに準備をしている動きがはっきりと見えているように思います。 〔P.F.ドラッカ-「ネクスト・ソサエティ 歴史が見たことのない未来がはじまる 」〕 これは素人判断というものでしょうか。 大筋は「景気上向き」だとしても、一時的なつまづきを考慮に入れます。 わたしは少額ですが勉強のために株を購入しています。 この先を考えると、今は売却はするものの、購入することはしません。 経済動向の実際を見て、学びたいと思います。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4212】〔むずかしいけれど、思い方を変える努力をする〕
2023 / 02 / 10 ( Fri ) ◆若い頃からの習慣というものを、 ずいぶん経ってから変えようと思ってもなかなかむずかしいことです。 いくら周りの人が「それは少し変わっている」と思うことでも、 やり続けた当人にとっては当然意味があるものであり、 それゆえ続けられたからです。 ◆行動の習慣と同様に、思い方の習慣というものも変えにくいものです。 新しい思い方を身につけようとしても、なかなか思うようにはいきません。 しかも、自分を窮屈にしている思い方をしているとしても、 それにまず気づくことのハードルも高いことがよくあることです。 ◆多くの人は、少年青年期に受験という競争に駆り立てられ、 就職しては出世という競争に知らぬ間に組み込まれてしまいます。 その環境下では、「がんばんなきゃ」「もっとやらなきゃ」 と、常に煽られていることになります。 つまり、のんびりと落ち着いた気持ちを 味わいにくい精神状態で過ごすことになるのです。 ◆その結果、ある程度落ち着いて暮らしてもいい年代になっても、 なぜか煽られたような心持ちになり、 その時その場をじっくり感じることができにくいことがあります。 ◆だからこそ、それに気づいた人は変える決心をしたほうがいいです。 長年培われてきた感性を無にはできないでしょうが、 「今は、今を楽しむべきなんだよ」と自分に言い聞かせて、 感じ方を徐々にシフトすることがいいように思います。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4211】〔どんなことにも処していける心を備える〕
2023 / 02 / 09 ( Thu ) ◆易学者であり、哲学者、思想家でもある、 安岡正篤氏の言葉の中に、 「一心万変に応ず」という言葉があるようです。 〔雑誌「致知」2023年3月号より〕 ◆「自分の心さえ調(ととの)い定まっていれば、また養っていれば、 人生のどのような変化にも処していける」 という意味です。 ◆「心を調える」ことはむずかしいことです。 そうしようと思うだけで叶うことでは当然ありません。 やはり、修養のプロセスを積み重ねていくなかで 体得していくほかはないと思われます。 ◆そのためにできることと言えば、 先人の思いや考えを常に学ぶ姿勢が大事なので、 読書はどうしても避けられない要件です。 加えて、日常を過ごす中で感じる、不平や不満、 そしてストレスに感じる事柄に対して、 それまでに学んだことで対処し、 自分なりの成果を確かめ、自信につなげ、 そしてそれを継続することが肝要ではないでしょうか。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4210】〔AIにすべてを奪われないために必要なこと〕
2023 / 02 / 08 ( Wed ) ◆「あれ、これちょっとおかしくない?」 「これ、理由はわからないけれども、ちょっと面白いかも」 人の感覚には、白か黒かがはっきりとつかないことがあります。 好きか嫌いかの区別もできないまま、 何かしら気になって、その後も時々思い出すようなことがあります。 ◆そのとき感じたことが、後でかなり気になるようなこともあります。 そして、この時気づいたことが、 その後の人生を変えるきっかけになることもあります。 ◆人工知能(AI)というものは、大量の情報を瞬時に取り込み、 集約してある答えを出すことができるという優れものです。 しかし、その際に出てくる答えは「ある」か「ない」か、あるいは、 「YES」か「NO」かの2択が基本になるように感じます。 ◆また、評価が分かれるようなケースに、 その状況をグラデーションをつけて表示できるとしても、 そのどの部分が肝になる部分かを判定することは AIにはかなりむずかしいのではないかと感じます。 ◆そこで、AIにはAIの優れた点を発揮してもらい、 人の気持ちの曖昧さや揺らぎを尊重したほうがいい場面では、 人の判断を交えるという、うまい加減が必要であるように思います。 もしそのようなスタンスが社会通念として普及したら、 人がAIに支配されるような心配も和らぎ、 AIのより有効な活用が期待できるのではないでしょうか。 ◆それを実現するためには、AIをつくった人間が、 AIがうまく機能しないことを避けようと考え、 AI利用の設定をする際に、 人の気持ちの曖昧さや揺らぎを評価の要素から 排除するようにしないことも必要です。 また、それ以前に、 曖昧な部分を評価させるためのノウハウの構築も必要です。 ◆人が生身であることを人間のほうから放棄し、 機械が判断しやすいようにと、人がAIに合わせるようなことを続けたら、 長い時間の経過の中でそれこそ大変なことになると思います。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4209】〔日本の魅力にも興味を持ってみる〕
2023 / 02 / 07 ( Tue ) ◆「秘密のケンミンSHOW極」など、 毎週放映しているテレビ番組を見ていて、 生まれ育った自分の国について知らないことだらけであると感じます。 ◆また、リアルだけでなくネットを通じて、海外の方が日本の文化に触れ、 傾倒し、移住までしている話を見るにつけ、 自国民である私が知らないことが多いことに驚きと、悔しさまで感じます。 ◆「自分の故郷のことはよく知っている」と誰しも思っているでしょうが、 よく調べてみると、実はそうでもないのが実情です。 ご当地検定試験というものが日本各地にありますが、 日本という国のこと以前に、自分の故郷に関することも 知らないことがかなりある事がよくわかります。 ◆海外の風にあたること、海外のことを知ることも大事です。 しかし、もし、さほど確かめたこともないのに、 「自国のことはもう充分知っている」という思になるのはもったいないです。 もう一歩日本のことを知れば、 自分の住む国のことをより好きになれますし、 海外を見る視点もより豊かになるのではないかと思います。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4208】〔『行動に移すこと』『繰り返し続けること』で道は開ける〕
2023 / 02 / 06 ( Mon ) ◆2~3日前の午後、仕事からの帰りに車を運転中に、 FM放送でフードディレクターという仕事をしている方の話を聞きました。 その方は、料理のレシピを考えるだけでなく、 店で出す料理や器、店内の内装を提示したり、 自ら料理店を出店したり、ケータリング事業も展開しているようです。 ◆その放送中に、 「私は友人から、『よくそんな発想がわくね。どうしたらそうなれるの?』 と言われることがある」 「それができるのは、思いついたことを1つ1つ行動に移しているから」 「考えているだけでなく、やってみて初めて分かることがあり、 その時、次への展開が自ずと見えてくる」 というコメントがあり、なるほどと思いました。 ◆どんな些細なことでもこつこつと積み重ねていくと、 それは自分の思いを強くすることにつながります。 また、その姿勢が人に影響を与えることがあるのは、 40年近い社会人生活の中で経験しました。 ◆2月3日の朝日新聞の記事の中にもそのような記載を目にしました。 「折々のことば」の中に、 フランスで切磋琢磨した料理人斉須正雄氏の言葉として それはありました。 「仕事は過酷で、しかも異国での修行なので言葉も通じず、 同僚の見習いたちも皆激流に流されまいとしている中なのに、 助けてくれた。それは、細かな作業を日々丹念に重ねていけば、 その姿勢は言葉を越えて伝わると知り、涙がこぼれた」 というものです。 ◆思ったことを一つひとつ行動に移す、繰り返し積み重ねるということの 大切さと偉大さをあらためて感じました。 これは60歳を越えて新しいことを積み重ね始めた私にとっても 非常に大きな励みになる言葉です。 良いタイミングで、 積み重ねている人生を送っている方のすてきな言葉に出会えたことに感謝です。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4207】〔気遣い文化は全く必要ないものか〕
2023 / 02 / 05 ( Sun ) ◆日本の職場において、自分のやること(やるべきこと)を 特に西欧諸国から来た同僚に自ら考えさせるということはナンセンスということを聞きます。 もともと、職場の新人に、 指示を出さないで気づいたことをさせるというようなスタンスが 日本人には沁みついているので、 そのような傾向があるという現実を客観的に把握しておくことは、 グローバルな時代には必要なことなのです。 ◆しかし、そのようなスタンスを、 日本人に対してだけは適応するという考え方も成り立つわけですが、 その点はどのように考えたらいいものでしょうか。 ◆日本人の感覚では、 気を遣うというと、マイナスなことが起きては困るのでそれを未然に防ぐとか、 恐れる人の機嫌を取るとか、心配に思う人を支えるというような意味合いがあります。 また、気遣いというと、 幾分ニュートラルなスタンスに感じ、 組織や周りの人に不利益が生じないように配慮することになると思います。 ◆このような気持ちの持ち様は、 人と人が協力してことを押し進める際には必要であるというのが 日本的な感性です。 さらには、そのような視点がないと、 思いやりがないというふうに受け取られるのも常です。 ◆そのような思い方の良し悪しは別として、 働いているチームメンバーがモチベーションを下げずに課題をクリアしていくためには、 メンバーの状況を把握するという意味で、 気遣いという感性の適度な行使は必要ではないかと思います。 それが日本人の持つ、有意義な特性なのかもしれません。 ◆もし、そういう感性が乏しいのであればそれを責めるのではなく、 少なくともその意味合いや必要性を先輩が後輩に伝え、 その感性をスムーズに感じ取れる人には、 その力を持ち続けてもらうフォローがあってもいいように感じます。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4206】〔日本人の仕事の上での感性〕
2023 / 02 / 04 ( Sat ) ◆欧米では、入社すると、 その人が何をやるべきかが明確に提示されるそうです。 そのようなシステムですから、 新入社員は何をやればいいのかを考える必要もないし、 やるべきこと以外のことに注意を払わないでいいようです。 ◆したがって、社内の掃除などは当然やるべきことに入っていません。 掃除だけをやる会社がアウトソーシングされているのでしょう。 アメリカの映画に出てくるオフィスの風景を見ると、 その雰囲気がはっきりとつかみとれます。 ◆日本では、仕事というものがどのようにとらえられているのでしょうか。 確かに、やるべき項目はしっかりあり、それらを順次教えられ、 先輩に付いて覚え、そのうちに独り立ちをすることになります。 しかし、それだけにとどまらず、 それ以外のことも周りから期待されている面もあります。 例えば、気づいたことがあれば上司に提案したり、 機転を利かせて行動するということも評価されるのです。 ◆確かに、自分の社会人生活を振り返ってみても、 基準の定まっていない、曖昧なことを周りから求められ、 自分も応えようとしたことよくはありました。 このような、「自分で感じ、それを周りに伝える」「自分でやることを探す」 というようなことを求めるのは、日本人の感性というものなのでしょうか。 今後は、諸外国の人たちと働く場面がより多くなるなかで、 この風潮が外国の人にまで適用されることはマイナスです。 ◆その良し悪しは別にして、 「日本人の間にだけ通じる、暗黙の了解項目がある」 ということを認識しておくことが不可欠だと思います。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4205】〔組織に部署間調整がない意味〕
2023 / 02 / 03 ( Fri ) ◆会社組織というものは、 目標を定めてその達成に向けて動くものです。 そのために、役割分担が必要になり、 それがいわゆる部署という形で枝分かれするものです。 ◆不思議なことに、 その部署の責任者が他部署の動き方を把握していないことがあることを 時々見聞きします。 これが、一つの目標に向かっているという状態といえるでしょうか。 ◆たしかに、部署の責任者もけっこう大変なことを抱えています。 自分の仕事をこなし、部署の構成員の調整をし、 必要に応じて組織全体の動向についても把握しなければなりません。 かなりの負担を強いられるといえます。 かといって、 大変だからそれをこなせなくてもいいということではありません。 ◆そのような組織を適正に機能させるために、 組織の最上位にマネジメント能力が求められます。 組織を一つの方向に差し向けるための仕組みが求められます。 ◆さらに、その仕組みの礎になるものが、組織の理念です。 なぜなら、理念とは、 その組織の存在意義を文字にしたものであるからです。 各組織構成員がそれを見れば、毎日出勤する意義も再確認できます。 そういう観点からすると、 部署の責任者レベルが、 各部署がどのように動くかの情報を共有していないのは大失敗です。 初めの第一歩を踏み外しています。 ◆組織の上位が変わり様がないのなら、あるいは、 組織の下位から変革が望めないような状態であるのならば、 そこにとどまる意味を構成員一人ひとりが考える必要があるかもしれません。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4204】〔思ったことを行動に移す人生を歩む〕
2023 / 02 / 02 ( Thu ) ◆「目にかかった髪を切るように」と高校の教師に言われ、 理由を尋ねたら、 「校則だから」と返答された人のエピソードを新聞で読みました。 その方は、馬鹿らしくなってその学校を退学したとのことです。 ◆このような反骨精神があり、 それを即行動に移せる人のことをうらやましいと思います。 わたしにはできなかったことです。 しかし、その根元の部分は私も感じ取って生きてきたと思っています。 ◆私たちは、飯を食っていかなければなりません。 お金が不自由なく使えるような環境ではないから、 働いて生活の糧を得なければなりません。 そういう出発点を考えると、基本的には、 仕事を選んでいる場合ではないのです。 でも、自己実現の要素を加味することや、また、 効率よく糧を得ることを考慮する余地があるとすれば、 そういう要素も考えに入れることがより望ましいことです。 ◆一番恵まれているのは、やりたいことを好条件でやれることです。 しかし、良い条件であっても、 自分の気持ち曲げ続けていなければならないとしたら、 その環境でずっと生き続けることが幸せかどうかを そっと確認したほうがいいのではないかと感じます。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
【気づき4203】〔気づいたことを実行すると起こること〕
2023 / 02 / 01 ( Wed ) ◆何気なく頭のなかに浮かんだことを実行してみると、 それが意外な結末に結び付くことがあります。 特に朝早く起きた時に気づくことは、 その確率が高いような印象があります。 ◆「あの人、元気かな」「この前に会ったときに言い忘れたことがある」 など、そんなに重要そうに思えないことでもいいのです。 要は、感性のアンテナが立ったのですから、 それに従って、行動をとればそれでいいのです。 ◆ふだんの生活の中で、直感に従って行動するということはほとんどありません。 そういう感覚を活かすことが、計画性がないとか、 理知的ではないと受け取られる傾向があるのではないかとも思います。 しかし、もともとこの直感を働かせるという機能は、 人類が寒暖差もある大自然の中で、 猛獣と共生しながら生き延びるために備わった資質です。 時々はこの機能を使わないと衰えていくばかりではないでしょうか。 ◆感覚的に察知したことがあるのに、わざわざその根拠を考え、 それが理論的に説明できないと流してしまうということも起こります。 そして、実際に察知したことが現実に起こってしまった後に、 「想定外であった」という言葉でけりをつけるようなことをしでかします。 ◆まずは、個人のレベルで、感覚的に物事をキャッチすることを 時々取り戻してみてもいいのではないでしょうか。 頭でっかちで生きるだけでなく、 直感を信じて生きる場面に身を置くことが それが生活の面白みにつながったり、 また、実際に身を守ることにつながるかもしれません。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
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