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【気づき4233】〔童話を通し、生き方を再考する〕
2023 / 03 / 03 ( Fri )


◆「はしのうえのおおかみ」というお話があります。



「山奥に一本橋がありました。ある朝ウサギがわたっていると、

向こうからオオカミが渡ってきたのです。

おおかみはウサギがいるのをわかっていながら、

『どけ、どけ』と言いながら、どんどん前に進みました。

うさぎはこわくなって、うしろにさがりました。何日かすぎたある日、

おおかみは橋のとちゅうで熊とであいました。すると熊はおおかみに、

『おおかみさん、もどらなくてもいいのだよ。』と言って、オオカミを軽々とだきあげ

うしろへ そっとおろしてやりました。

『どうだい、オオカミ君 こうすれば君もぼくも、わざわざもどることはないってわけさ』

熊は、そう言うと、とことこ橋を渡っていきました。

オオカミは橋の上に立ったままぽかんとして熊のうしろすがたをいつまでも

見送っていました。」



◆この話はこの後も続き、橋の上で出くわしたうさぎを今度はおおかみが抱き上げて、


うしろにおろしてあげるという話です。



◆人間の世界でも、この話のオオカミのように、


人を払いのけるような姿勢の人がたくさんいます。



そういう人たちがどのような人生を送るのかは、追跡したことがないのでわかりません。



しかし、身の回りにいたそのタイプの人は、皆、


長い年月のなかで徐々に集団から排除されていきました。



◆排除されたことも気づかないままであったと思われる人もいました。



気づかないのだから本人は気にならないのでしょうが、


結果的にその人は、


長くつきあえる友人知人を得ることができないという事態を招いていることになります。



◆この童話は、


どのようなあり方が自分の心の平穏につながるか、あるいは、


自分の人生を豊かにするか等を考えてみるための格好の題材になると思います。



     渡部 昇一 著

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