【気づき4252】〔パワハラがなくならない、根が深い理由〕
2023 / 03 / 22 ( Wed ) ◆以前勤めていた職場に、一見すてきな上司であるように見えて、 実は自分の意見を押し付けるという人がいました。 その人は、部下の話をよく聞いて、誠意をもって接しているように見えます。 しかし、相手の考えをよく聞きはしてもそれは聞いているだけで、 結局最後には自分の考えを受け入れないと話を終えないという徹底ぶりでした。 ◆しかも、相手を服従させるための当人独自の方法なのか、 さして自分が忙しくないときにも、話をしに来た部下を長い間待たせたりしていました。 また、そばまで来た部下には目を合わさず、 パソコンを打ちながら話をするようなこともよくありました。 これは、 「私はできる人間である。だから、私の言う事をききなさい。私のことを尊敬しなさい」 ということを示すためのその人なりの行為であったようです。 ◆今の時代、パワハラは、社会で生きていくうえでのルール違反をみなされます。 そこで、そのようなハラスメントをする人は周りからも見張られているようなことになっています。 しかし、人との関わり方がもともとパワハラ的である人の中には、自分を守るために、 パワハラと当たる行為をしないように気をつけて過ごしているような人もいると思います。 心情的に変わったのではなく、 生ていくためのテクニックとしてそういうスタンスを採用しているのです。 ◆でもそういうスタンスの人は、きっかけさえあれば、 どこかで素の自分が出ることにもなるのでしょう。 そんな上っ面で、その場しのぎの生き方などは捨てたほうがいいと思いますが、 それができない人も大勢います。 ◆人を押さえつけて自分の優位性を確保して満足を得る人は、 なかなか変われないものなのでしょうか。 根が深い課題だと思います。 アンデシュ・ハンセン 著 → ストレス脳 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------ |
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