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【気づき4255】〔雰囲気をキャッチできない人の、物の考え方を探る〕
2023 / 03 / 25 ( Sat )


◆以前の職場の話です。



一つの部署で、責任者に対する部下のうっ憤がかなり溜まりました。



どうも、その責任者は、


部下から上がってきた、長として対応するべきことに対応をしないようなのです。



部下に指示するということもなく、


結局何の対応もせずにそのまま放置することが続いたのです。



◆その責任者は、ある時期他部署に異動になりました。



しかし、驚いたことに、しばらくして当人が、


元居た部署に責任者として戻りたいという要望を社に出しました。



その部署の仕事が好きだからという理由です。



もちろん、元部下たちはその行動に驚いたとともに、拒否を表明しました。



◆言い方としては良くないですが、雰囲気が読めないとか、


事情を呑み込めないという人は結構いるものです。



でも、そういう傾向のある人たちへの説明の仕方も尽くさなければならない時代です。



非常にエネルギーを要することですが、対応の仕方を考えるためには、


そういう感じ方をする人が、どのように考えてそのような動き方をするのかを


理解しなければなりません。



◆たとえば、上記の元責任者は、


早急にやるべきという部下の意見を受け流していました。



その理由を、以下考えてみます。



① 当人にとっては早急にやるべきという範疇に入らなかった。
   → 「他に優先してやるべきことがないときにはやるのが筋」と周りが思うとは感じなかった。

② やるべきことをやらない上司を見ていると部下に不満の気持ちが起こることがわからなかった。
   → 本人にそのことを伝えると、「そうなるのかも」とは言うものの、逼迫性を感じる度合いが低い。

③ 不満を持つ人が増えると、自分が責任者としてその立場にある意味が薄れるとは思わなかった。
   → 人がいいという面もあるが、責任者という立ち場の意味を理解していない。
      また、個を離れて全体を見渡すという視点とその時に働かせるセンサーの感度が鈍い。



◆ 実際に伝える項目は、


 ・給料をもらう仕事という現場での責任者の役割を理解する、  

 ・処理されるべきことがされずに貯まり続ける現状は、不平,不満,不安を掻き立てる、

 ・不満を掻き立てている本人がその現状を認識できないことに対しての怒りが長く続くと、   
  怒りが諦めに変わり、疎んじられ、無視される方向に事が進む、


ということになるのでしょう。



◆雰囲気をキャッチできない人には、時間をかけて、


実際起こっていることをわかりやすく伝え続けることが必要です。



感覚的にわかってもらえないとしても、


頭で理解してもらうアプローチをすることが必要だと思います。



     アンデシュ・ハンセン 著

       → ストレス脳




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