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【気づき4330】〔怒りの毒に侵されるか、それとも成長するかは紙一重〕
2023 / 06 / 08 ( Thu )


◆「パワハラを排除し、健全な職場環境を実現します」と宣言した幹部職員が、


直属の部下をパワハラしているのを目撃したらどう思うでしょうか。



パワハラの現場を見て不快に思うのと同時に、


「パワハラを排除すると宣言したのに、真逆のことをしている」という思いも抱きます。



◆結局、ひとつの怒りだけではなく、二重の怒りが心に湧き上がることになります。



しかも、その後、その幹部を見かけるたびに、


「あの嘘つきだ」「自分を客観視できない奴だ」というような思いにとらわれ、


自分の心を不快にする毒を自ら生み出すようなあり方になりがちです。



◆仏教において克服すべきものとされる最も根本的な三つの煩悩は、


「欲望」「怒り」「まよい」です。この3つの煩悩は、三毒ともいわれるものです。



つまり、その煩悩を払わなければ自分の心を悪くする毒が発生するということです。



この毒は、ふと楽しくなくなったり、気持ちが重くなったりする原因となるものであり、


毒をため込んでいくとそういう目に遭うことを自らに招きます。



◆三毒の一つである怒りを野放しにせず、


毒を生み出さないあり方を選択することが大きく自分のためになります。



怒りの心が起こったら、「今、自分は怒りの業のなかにあるからそれを振り払う」と決心し、


「怒り、怒り、怒り」と心の中で繰り返すという方法があるようです。



実際に試してみると、怒りの念は消えてニュートラルな心持ちになることがわかります。



◆高度な気持ちのセルフコントロール法ですが、怒りにまかせて毒を量産し、


楽しくない時間を過ごす原因を作り出すより、


逆に、「自分の成長のチャンスを与えてくれている。ありがとう」と思い方を変えてみると、


それまでとは全く違った世界で生きることにつながります。



同じ時間をどう過ごすかで、人生が180度変わります。



     アンデシュ・ハンセン 著

       → ストレス脳




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テーマ:自己啓発 - ジャンル:ビジネス

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