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【気づき4379】〔高齢者施設の現場の実状〕
2023 / 07 / 27 ( Thu )


◆私は一年前まで、高齢者施設の事務方の責任者として勤務していました。



その関係で、つい数日前、


勤務先所在地の同じ立ち位置の人たちの集まりの食事会に参加する機会を得ました。



同業他社という関係ながら、密な情報交換をして、ピンチを共に凌いできた、


元仕事仲間と思い出話に花が咲きました。



◆そのときにはっきりと感じたのですが、


一年ぶりに会った仲間は、話を聞くと、


あいかわらずかなりつらい状況の中に居るのです。



自分も以前は同じ環境下にいたので、


皆の今の状態も容易に想像できました。



この業界の基本的な構図は、何も変わっていないのです。



◆組織の中で役割分担が行なわれることは当然のことです。



しかも、医療の分野では、


医師,看護師,薬剤師,放射線技師等の専門知識と技量がないと


人を危険にさらしてしまうということも起こります。



そうであるのに、医者や看護師がやるべきことが


きちんとなされていないために起こる不具合への対応を、


なぜか事務方の責任者が背負っている現状があるのです。



しかも、


「あなたしかできない領域の仕事があるからしっかりして」


と医者に対して思う中で、


実は、その医者が、


偽医者(医師免状の偽造)であったという体験をしている人がいたのです。



◆偽医者は特別な事例かもしれません。



しかし、医者が医者としての役割を担えない、


看護師が看護師としての仕事ができないといういびつなことが実際にあり、


その中で、サービスを利用している高齢者を、



事務方の責任者がフォローしていることが多々あるのです。



このままでは、事務方の責任を負う人は徐々にいなくなるでしょう。



◆医療業界はもともと資格社会です。



そうであるならば、事務方にも専門資格を作り、その役割を明確化し、


立場も守るという発想があってしかるべきです。



国は、お金の配分や自分たちの権限を守る事を考えるだけでいけないのは、


あらためて言われるべきことではありません。



現状を把握し、そこでの問題点への解決策をひねり出し、


そして、今後の行方を考えないとしたら、


その存在意義はないと言えるのではないでしょうか。



     中村 天風 著

       → 成功の実現




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