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【気づき4435】〔身体を感じにくい時代に、どう生きるか〕
2023 / 09 / 21 ( Thu )


◆これまで、人類は、


生活を変化させる主産業の変化というものを経験しています。



第一次産業(農業、林業、漁業など)から、


第二次産業(製造業、建設業、電気・ガス業)、


第三次産業(小売業やサービス業)と変遷してきました。



いまや第四次産業(情報通信・医療・教育サービスなどの知識集約産業)


も盛んとなり、新たに五次産業という捉え方も出てきています。



◆この歴史を概観すると、


明らかに人類は身体を使うことから脳を使う比重が大きくなっていることがわかります。



目で見たり、触ったりするよりも、頭を使う作業が多くなり、


生身の人間でありながら、自分の身体を感じる機会が減少している様が見て取れます。



◆言ってみれば、今の社会は、脳という器官をこれまでにない度合いで使う社会です。



頭を使うことによりこれまでも人類は向上してきましたし、


今後更なる進歩発展が達成されるのでしょう。



しかし、身体を動かすことをなおざりにすることが、


既に、例えばうつ病や肥満の増加等、


人の体に影を落とすようなことも起こっています。



実際に、体を使わず脳ばかり使うことによる支障を感じている人は


かなり多いのではないかと推察します。



◆とはいえ、それだけの理由で、


生活の糧を得る方法をすっかり変えるまでの決定的な動機にはなり得ず、


うまいタイミングで定年を迎えたとしても、


できるだけ収入減を避けることを主体に考えると、


身の回りの状況を大きく変えることもままならないという事情もあると思います。



生活環境を変える不安も伴います。



◆結局、人というものは、


かなり決定的な事が起こらないと決意できないものです。



しかし、その結果、対応が後手後手となることは回避できません。



後になって「あの時、やっておけばよかった」


と後悔するものなのでしょう。



◆人から何と言われようと、一生懸命考え抜くタイプであったり、


あるいは、思い込みが強い人の方が、


思い切りが良く行動できるものなのかもしれません。



     千葉  雅也 著

       → 現代思想入門 (講談社現代新書)




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テーマ:自己啓発 - ジャンル:ビジネス

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