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【気づき1003】〔不合格でもへこむ必要はない〕
2014 / 11 / 15 ( Sat )






◆就職をするときにはたいていの場合試験があります。



その合否には学力試験だけでなく、面接試験が実施されることもあります。



せっかく学力試験に合格したのに面接試験で不合格となり、


非常に切なく思うこともあるでしょう。



◆しかし、ここで嘆くだけでなく確認しなければならないのは、


自分が所属しようとしている会社が自分に何を求めているかです。



不合格という結果をつきつけられてしまうと、


「自分に何か足らないところがあった」「自分は劣っている」と思いがちです。



しかし、そうとは限らないことがあるのも事実なのです。



◆論語を著した孔子は、


斉という国に用いられることをその国の宰相に阻まれたことがあります。



斉という国はかなり荒れていた国のようで、


代々の王は毒殺されたりクーデターにあって殺されるという状況でした。



このような国の内情を知る宰相は、


孔子の名声や実力を知っていたからこそ、


孔子に気の毒であり、斉のためにもならぬと判断したから断ったといいます。



◆「自分の思い通りにいかなかったから落胆する」


「自分を否定されたように思うから落胆する」



それは生身の人間として当たり前で、自然なことです。



しかし、自分が考えているところとは違う視点で


自分のことが評価されていることがあることも考えに入れなければなりません。



◆たとえば、会社が求めている人材の条件が、


「できるだけ給料が安くて、しかも会社の言うことを文句なく聞き入れる」であったとき、


合格になることが自分にとって名誉なことでしょうか。



こういう前提があるとき、


経験があってしかも状況判断を的確にできる人というのは、


一も二もなく不合格の対象なのです。



そう考えると、不合格ということが、


自分の真価を発揮できる場所をみつけるために必要であったといえるのではありませんか。



◆会社が求め、しかも自分が生かされるという場が必ずあります。



自分のひとり勝手な思いで自分の発展を妨げるようなことをしてはいけません。



      論語の活学 人間学講話

         安岡 正篤 著



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