【気づき1956】〔石油業界から見える、日本の憂慮すべき将来像〕
2017 / 06 / 25 ( Sun )





◆和歌山県有田市の石油精製工場で火災が発生しました。



平成29年の年明けのことです。



その3か月後、4月には原油流出事故が同じ場所で起こりました。



これは設備の老朽化だけでなく、「現場の劣化」と見る関係者が多いと聞きます。



火災については、バーナーで切断する際の火の粉が飛び散り、


地面に落ちていた油を含んだ布に引火したという単純なミス。



原油流出についても、バルブの閉じ忘れというまったく初歩的な過ちです。



◆「経験豊かな団塊世代が大量に退職し、補充のないままであり、


物理的な人数が足りない。



しかも、「作業手順や事故防止のノウハウがベテランから継承されていない」


という実情もあります。



◆石油業界では、M&Aによる再編が進み、


少数の会社でシェアを分け合うようなことになっています。



実はこれは、


小売店が付加価値をつけて販売するという自由を制限する


元売会社のあり方が原因のようです。



しかも、元売各社は、海外から輸入をすることを妨害して、


日本の原油精製会社を温存させることに注力しているというのですからあきれます。



◆「設備の老朽化」、「現場の知識経験の継承の途絶え」、


「業界の閉鎖的な特質」がはっきりと浮かび上がってきました。



このままでは現場は疲弊し、


今後さらに大きな事故が発生する火種を消し去ることができない状態です。



◆しかし、産業振興のなかでエネルギーの調達というものは重要課題なはずです。



国を支えるために基幹となる産業において、


権益や利益を守ることから離れて


国を支えるという意向のない企業や国の幹部の様子を知るにつけ、


この国が廃れて将来自分もつらい目に遭うことを


覚悟しなければならない状況を迎えています。



◆明治維新の際、無血で近代化へのステップを進むことを日本は達成しました。



しかし、今の日本は、


落ちるところまで落ちないと再生はできないような国に成り下がってしまったのでしょうか。



         日経ビジネス 2017年6月19日号 

            →  http://business.nikkeibp.co.jp/nbs/nbo/base1/index.html?xadid=001



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