【気づき4210】〔AIにすべてを奪われないために必要なこと〕
2023 / 02 / 08 ( Wed ) ◆「あれ、これちょっとおかしくない?」 「これ、理由はわからないけれども、ちょっと面白いかも」 人の感覚には、白か黒かがはっきりとつかないことがあります。 好きか嫌いかの区別もできないまま、 何かしら気になって、その後も時々思い出すようなことがあります。 ◆そのとき感じたことが、後でかなり気になるようなこともあります。 そして、この時気づいたことが、 その後の人生を変えるきっかけになることもあります。 ◆人工知能(AI)というものは、大量の情報を瞬時に取り込み、 集約してある答えを出すことができるという優れものです。 しかし、その際に出てくる答えは「ある」か「ない」か、あるいは、 「YES」か「NO」かの2択が基本になるように感じます。 ◆また、評価が分かれるようなケースに、 その状況をグラデーションをつけて表示できるとしても、 そのどの部分が肝になる部分かを判定することは AIにはかなりむずかしいのではないかと感じます。 ◆そこで、AIにはAIの優れた点を発揮してもらい、 人の気持ちの曖昧さや揺らぎを尊重したほうがいい場面では、 人の判断を交えるという、うまい加減が必要であるように思います。 もしそのようなスタンスが社会通念として普及したら、 人がAIに支配されるような心配も和らぎ、 AIのより有効な活用が期待できるのではないでしょうか。 ◆それを実現するためには、AIをつくった人間が、 AIがうまく機能しないことを避けようと考え、 AI利用の設定をする際に、 人の気持ちの曖昧さや揺らぎを評価の要素から 排除するようにしないことも必要です。 また、それ以前に、 曖昧な部分を評価させるためのノウハウの構築も必要です。 ◆人が生身であることを人間のほうから放棄し、 機械が判断しやすいようにと、人がAIに合わせるようなことを続けたら、 長い時間の経過の中でそれこそ大変なことになると思います。 渡部 昇一 著 → 60歳からの人生を楽しむ技術〈新装版〉 「 人気blogランキング 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 「 にほんブログ村 」に協力いただける方は、こちらのクリックをお願いします。 ------------------------------- このブログでは、 毎日を「いきいき、生きる」ためのヒントを考え続けます。 ------------------------------
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